Dossiri - Kamaeru

建築・都市・生活の領域に関する知識の体系化、技術に対する考察、書籍レビュー等

【私メモ 】: 2019年総括(1)

自分は孤立した人間だ。

孤立するだけの理由を持った人間であり、それによってトラブルを繰り返してきた。

そして自身の起こしたトラブルの量を受け止めきれなくて、一般的な常識感覚で考えることを次第に回避するようになり、目と耳をふさぎ、人との関係を作らなくなった人間だ。

 

そのたぐいの懺悔はまあ別の場として、現状を知るという事は大事。

 

自身に足りないものをピックアップし、本年度それがどうだったか振り返る。

 

・思考が甘い

・計画が甘い

・調整が甘い

・実践が甘い

 

この4つがおよそ自分の弱点だ。

今までの自分の課題はこちら。

 

・思考が甘い

→これは、すなわち対人関係の甘さ。

!配慮不足

!他人についての知識不足(すぐ忘れる)

!関心不足

!尊重不足

 

・計画が甘い

!見通し不足(いついつまでに完成させる、という行動習慣)

!そのためのタイムラインの不足(そもそも作らない)

!事前に必要なことを直前にやろうとすることによる破綻(搬出入などが最たるもの)

!未成熟な完璧主義(自分にできることとできないことの線引き)

 

・調整が甘い

!報告不足(特に、お世話になった人たちへの後日連絡)

!謝罪不足(何かが遅れた時、返事が遅れた時、無断欠席)

!予約不足(単なるアポイント以外。意識して頻度を確保しないといけないコミュニケーションに関する先だった申し込みについて。教授への報告など)

!予定に対する生活習慣の調整(睡眠時間など)

 

・実践が甘い

!手を動かす

!足を動かす

!金を稼ぐ

 

 

……

 

今年は、研究によって個人での作業が今までで一番多かった。それは気楽で、快適で、自己責任の範疇をコントロールしやすく、単調なりにも充実していた。

①対人関係

まだ全部を消化できていないけれど、少しずつ心理的な債務を返済している。前半は、「忘れる」ことを採用していたけれど、後半では「向き合う」ときにある程度勇気をもって行動しないといけなくて、それができたあとにいままでより状況が悪くなることは今年はなかった。

②計画

はやめはやめに全力でやることで、かろうじて釣り合っている感じ。

本当は、時間ベースで計画しないといけないので、あんまり改善できているとは思えない。しかし、成果物だけでみれば「間に合っている」パターンが少し増えた。あとは姿勢の問題。

③調整

調整することそのものがあまりなかった。個人的には進展はなし。「精神的に余裕がなくなった時にもきちんと調整する」というための、精神的余裕がないシチュエーションが例年に比べ、まだ少ない。逃げてる?

④行動実践

バイトに至るまで時間かけすぎ。▲。手と足に関しては、手は動かしているけれどデータ収集に直接寄与していない。足も同様。

 

 

はい。来年はうまく「向き合う」時間を多忙な中に作れるかどうかがネックになるとともっている。来年は、環境かえるので、引っ越しとかもあるし、自発的に資格勉強の段取りしないといけなくなるし、今年よりも破綻するリスクが高いと思っている。

最近のツイッターで、「やっていき」に関する記事を読んで、まさに元研究室でテーマとなっていたことや自身の諸々の主題が「やっていき」に関わるものだと気づいた。視野が少し開けた感じがしている。

「やっていき」は、ローカルなスケールで「問題解決」に拘るのではなく、リソースの創出を通して可能性を開拓していく姿勢である。

完璧主義で理論で考えがちな自分がどうしても実践に敷居の高さを感じてしまう一因となっている(まあそれは自分が人に迷惑かけすぎた結果の臆病がそもそもの最大原因なのだけれど)、実践の中で発生する「不毛さ」とどう戦うのかって問題に対して明快な答えを与えている。いわば、追求すべき、楽観主義だと感じている。

 

こういった概念が大切だな、と感じたのは、「フィールドに入れ」という圧力から解放されて、少し楽にフィールドと向き合うことができるようになったことによる振り戻しである。どう生きるか、自分が何を得意なのか、それを考えながら勉強するのは、単に興味のあることを勉強するよりも、時間を割く理由ができてはかどりやすい。

 

うまくいくことだけやるな、と自分に言い聞かせつつ、フィジビリティのある人生を送りたいと思っているこの頃。来年に向けて師走を走り切ります。